book review

what you see is all there is

ホリエモンの宇宙論

ホリエモンの宇宙論

ホリエモンの宇宙論

☆☆☆

アメリカは木星や土星本体もさることながら周囲の衛星に観測に力を注いでいる。太陽系内では、木星の衛星エウロパと、土星の衛星エンセラダスに生命がいる可能性があるとされている。このように考えてみると、惑星本体よりも小惑星や衛星のほうがおもしろいんじゃないのかという結論が導かれる。

人間一般の想像力は現実に搦め捕られ、意外なくらいに乏しい。だから私たちは、どんなバカげたように聞こえる話でも、一応の筋が通っているならば、まずは受け止めてきっちりと考え、前に進んでいく必要がある。

大切なのは「今はこうだ」という現状ではなく、「これからどうしたいか」という希望・野望だ。私たちは知っているものの延長線上に未来を考えがちだ。でも実際には、今は存在しないものが未来を作っていく。