book review

what you see is all there is

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法


☆☆☆☆

NHKで紹介され,著者の思考に惹かれ読んだ.

労働とか倫理の問題をからめるのはご飯やビールのうまさに失礼だと思う。
ソーシャルの本質は結局「自分の周りの人とのつながりを大事にする」という昔から人間がやってる単純なことだ。
どんな商売も5年もすると状況は変わって同じやり方では稼げなくなってくるようだ。
ちょうど自分の欲しいものを譲っててくれる相手や、気分の要らないものを引き取ってくれる相手を見つけるのが面倒だから、仕方なく物を買ったり捨てたりしているという場合は結構あると思う。

下記の本に通ずる.資本主義では説明がつかない幸せがある.

シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略

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新興国で,先進国が辿ってきた様に,モノで溢れる様に消費が増えると考えられているが,新興国へのインターネットの普及によって,現在の先進国の様にモノに対する執着が無くなる可能性もありうる.同じ道を辿るというシナリオは楽観的すぎる.

「お金なくなってきたからちょっと治験受けにロンドン行ってくるわー」
個人の行動の結果をその人がすべて負わなければいけないのなら、社会や国家などの共同体がある意味はないだろうと思う。

企業も同じく

プログラマの3大美徳は怠惰、短期、傲漫である