デジタル・デメンチア 子どもの思考力を奪うデジタル認知障害
- 作者: マンフレド・シュピッツァー,村井俊哉,小林敏明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/02/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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☆☆☆
デジタル・メディアとの関わり方が気になり読了.
デメンチア[認知症]とは精神的下降のこと.高いところから落ちる場合には,その分長く続く.(p.64)
「若者たちは,情報がどのように組織されうるか,
どのような論理にしたがって結びついているのか,
どれが大切で,どれが大切ではないか,
といったことをまったく理解していない」(p.225)
「ネットで見つけ出すために必要なもの,
それは確実な基礎教養であり,
とくにその検索が行われる分野の予備知識・・・ 既存の予備知識はフィルターの役割を果たす」(p.226)
ほんとそれ
「[「情報技術」]で学んでいるのは Word, Excel, PowerPoint といった世界最大のソフトウェア会社の製品の欠点なのです.
コンピューター・リテラシーとリテラシーを同等にみなしている人は,マイクロソフト社の製品のいくつかのトリックの習得やその製品のさまざまな問題点とエラーの取り扱い方をゲーテを読んだり論文を書いたりするレベルに昇格させている」(p.335)
確かに,学校のコンピュータ授業は,Windowsの使い方だった記憶がある.
その時間で「ゲーテを読んだり論文を書いたり」した方が有意義だな.
僕は
- 健康な食事
- 毎日30分の運動
- 音楽を聴く
- 活動的になる
- 人と関わる
位を意識しておけば良いようだ.