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book review

what you see is all there is

ふたりの証拠

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

☆☆☆

 10代後半のリュカは「知性こそが肝心なんだ」と言って愛し, 育てたマティス自死を選ぶ.
その後,リュカはチェスも弱くなり本も読まなく,書かなくなる
少年期までは「肝心」だった,チェス,読書,書くことのようなような知性も,青年になると変容する必要が出てくるのだろう.
「今のままのあの子を受け入れるわ」と言った,ヤスミーヌには青年期の知性があったように思う.

悪童日記』読了時には,かれらのように生きていけたらと思ったが,
『ふたりの証拠』を読み進めると,リュカのように成長したいとは思えなくなっていた.

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