book review

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じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書)

じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書)

じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書)

☆☆☆

  • なぜ読んだのか
     アイデンティティについて悩んでいる人の理由が知りたく読了.

  • 何が書いてあったか
     34頁の『妻を帽子とまちがえた男 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)』から引かれた発作的に他人を模倣する老女の話から,他者から学ぶ能力,本質を掴む能力にもバランスが必要だということがわかった.
     わたしたちが「ふつう」でない人とみなすときは,共有している意味の分割線を混乱させたり,不明にしたり,無視したりする存在に出会ったとき.

  • 何を学んだか
     僕が「じぶん」のアイデンティティに興味がないこと.

  • どう活かすか
     自分で「じぶん」の観念を抱けるのか?
    非同一であるため,未熟で不可解な存在でありたい.

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