book review

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青の数学 (新潮文庫nex)

青の数学 (新潮文庫nex)

青の数学 (新潮文庫nex)

☆☆☆

  • なぜ読んだのか
    気分転換 
  • 何が書いてあったか

    「数学にたった一人で挑んでいるのが、自分一人ではないと知るためだ (中略)この数日間の風景が、いつか君を救うだろう。」(pp.261-262)

何事も孤独ではないと知ることが大事なのかもしれない.

「なぜ、という問いを発する心など、置き去りにして。だって、見たいのだから。ただ、見たいのだ。ぶつかって、その先に何が見えるのか。自分には今見えていない、その先が。」(p.306)

「面積が同じで、辺の長さの違う、『3つの』直角三角形」(p.270)

この栢山の閃きがハイライトな気がする.
* どう活かすか
 高校生の時に数学に対して思っていたことが書かれていた.
問いを置き去りにして見たその先に,相馬姐さんの言う「本当の数学」がある.
問題も楽しめた.
ところで,名字はもっと簡単にはならないのだろうか?
続きが気になるので2巻も読む.*1

青の数学2: ユークリッド・エクスプローラー (新潮文庫nex)

青の数学2: ユークリッド・エクスプローラー (新潮文庫nex)

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

*1:9頁から11頁を栢山と京香凛とともに解いてみた.需要があれば他の問題も書くかも.

王城夕紀『青の数学』9頁から11頁を栢山と京香凛とともに解く. - 設計によるセレンディピティ