角川インターネット講座 (15) ネットで進化する人類 ビフォア/アフター・インターネット
角川インターネット講座 (15) ネットで進化する人類 ビフォア/アフター・インターネット
- 作者: 伊藤穰一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2015/10/28
- メディア: 単行本
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なぜ読んだのか
伊藤穰一監修に惹かれて何が書いてあったか
2015年発行なので内容が古いのは仕方がない.2015年にバイオハックに興味を持ち,少し学んだが,まだ早すぎると感じ中断した.ただ,今でも間違いなく"Bio is the new digital" と直感する.他の執筆陣の文章力との比較になってしまうが,ドミニク・チェンの第3章が面白かった.多くの思想家と同じく,伊藤穰一も人間の本質を考えると仏教や禅の思想にいってしまうのか?(cf.pp.199-200)何を学んだか
具象から抽象へ,抽象から具象へ,という運動ををするようだ (cf.p.70)
philodoxa 「意見の愛」多くの人が自ら考えることよりも、強い代弁者をフォローする社会の状態 philosophia 「知の愛」の対立概念 (cf.p.82)
コンセプト(concept)は単発の一過性のコンセプション(conception),つまり情報の生成を時間的に持続するために本質を抽出した概念.平たくいえば持続するアイデア (cf.p.94)
Internet of Ability「IoA」の可能性 (cf.p.131)
コミュニケーションも情報技術 (Infomation Technology/IT)である (cf.p.75, 197)
コミュニケーションテクノロジーの向上が求められる (cf.p.205)
- どう活かすか
他律性と自律性の配分のバランスを意識する (cf.p.80)
不必要な注意喚起をされないよう意識する (cf.p.81)
早く,高解像度の情報を得る (cf.p.68, 91)
自己の意志と無意識の歴史を常に確認する (cf.p.97)