先生、それって「量子」の仕業ですか?
- 作者: 大関真之
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/01/30
- メディア: 単行本
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☆☆☆☆
なぜ読んだのか
量子力学について関心が湧き読了. 著者のもくろみ(p.185)どおり世界が変わって見えるようになった.量子の世界の考え方が新しい常識(p.110)になると思う.著者は生物とコンピュータの融合例としてドラえもん(p.183)をあげるが,僕は綾波レイを想起した.キーワード
安定 冷やす 常識 秩序 置き換え 整理整頓 記憶発見
量子の世界のような普段認識し辛い世界も,意識して生活することが大事と考える(p.51)そのためには,ニュートリノや重力波の見えないものを,光の衝撃波や光の経路に置き換え観測しているように「置き換え」という考え方が重要かもしれない(p.74)
著者が頭の中の情報の整理整頓には記憶が必要 (p.166)と言っているが,僕は思考を整頓するためには概念の記憶が重要と考えているので同感だ.
どう活かすか
僕自身の秩序を極力保ちたい.問い
では,自身の秩序をを保つにはどうすればよいのか? 安定状態にするには冷やせばいいが,人間の体温は下げると死んでしまう(崩壊する) 生物の場合,氷のように動かないことが安定した状態ではなく「動的平衡」 新版 動的平衡: 生命はなぜそこに宿るのか (小学館新書)のような状態で,秩序を保てるのだろうか