東大卒プロゲーマー (PHP新書)
- 作者: ときど
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2014/07/16
- メディア: 新書
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☆☆☆
- なぜ読んだのか
著者の思考に興味があり読了 キーワード
戦略 準備 対策 懲りない 情熱発見
受験と格ゲーの「勝ちパターン」の共通点は,自分がやらなければいけないことを絞り込み,それを徹底的に反復練習(p.89)し,技術を体に叩き込んで実践の場で試す.その繰り返し(p.30)1
対象が何であれ真剣に取り組めば人は学べるのではないだろうか (p.90)
同意.
ときどがゲームに学んだこと (P.97)
- 知識入れと課題発見
前知識なしには何を練習したらいいかわからないはず.過去の研究結果等を読み漁る - 最短距離で成果をつかむ
100点を目指すことより最速で80点を獲得する - 偶然を見逃すな
偶然を見逃さないようになるまで知識や探究心を積み上げ,興味関心を絶えず欠かさない
これを意識するだけで,かなり成果が上がるはず.最も難しいのは,3の興味関心を絶えず欠かさないことだと思う.
ウメハラ「人生、一度きりだからね」 (p.141)
正しい判断が可能になる,魔法の言葉だ.
いわゆる安定した仕事もプロゲーマーという仕事のどちらも未来のことなどわからない.それならば、役に立たない論理など脇において、面白そうなほうを選べばいいではないか。 (p.152)
この面白そうな方を選ぶという考え方は実に論理的.ときどが,経営破綻したJALや東京電力を例に挙げるように,安定したイメージの仕事,組織は,安定を求めた人が集まってくるので将来的には脆弱かもしれない.
何かを手放す代わりに何か[家庭]を得られたのだから、その人には、その選んだ何かに情熱を傾ける力があるはずだ。 (p.216)
情熱を傾けられない何か[家庭]を得て,情熱を傾けられる何かを手放してしまう人が多いと思う.
自分の中に情熱の火種が見つけられない人は、情熱をもつ人のそばにいってみるのだ。 (p.218)
もし,情熱を失い,火種が見つけられなくなったら実践しようと思う.
結局,人生は楽しめば,幸せに生きれるのだろう.
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色の分類は 齋藤孝 『三色ボールペン情報活用術』 角川書店,2003年.を参考↩