book review

what you see is all there is

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

☆☆☆☆

なぜ読んだのか

  • うつ対策のため読了

発見

アファーメーション(肯定的自己暗示) 朝目覚めたとき自分を褒める言葉を唱えるだけでいい
参考資料『自分の「うつ」を治した精神科医の方法』
(p. 14)

自分の「うつ」を治した精神科医の方法 (KAWADE夢新書)

自分の「うつ」を治した精神科医の方法 (KAWADE夢新書)

不安はあるがままにしておいて今,自分がすべきことをすればいい (p. 48)

不向きな仕事に就かない (p. 85)

いかに「健康的な自己愛を取り戻すか」 (p. 89)

認知の歪みを治す方法

日記を書く

  • 客観的事実「なにが起こったか」(e.g. 商談に失敗)
  • 主観的感想「それを自分はどう感じたか」(e.g. もう会社にいられない)

記録を取ってあとから読み返せば,時間を置くことで悩みがさほど大きなものではないと実感できる

(p. 101)

気持ちがダウンしたら無駄な抵抗はやめて読書,人生の自習時間にする (p. 103)

ネガティブなDNAが生き残ってきた.ネガティブな自分は優秀だ (p. 106)

社畜は確実に「うつ病」予備軍 (p. 107)

責任を小さくして自分を楽にする (p. 122)

がんばり続けない (p. 138)

哲学者の内田樹は,脳と身体は主従関係ではなく同格と考え,「うつ」が脳内物質の「狂い」に身体がつきあわされている状態ならば,身体から脳に働きかけて正しいバランスに戻すべきという. 脳を休ませ,身体に主導権を移すことで内田は心の健康を取り戻した (pp. 144-5)

うつはほうっておくと死に至る病. 「自殺」とは心のガン[=うつ]の症状のひとつでそれによる死は「その人の心の寿命だった」と考えるべき.「ガン」だと思えば会社は休むのが普通.死んでも周囲のせいじゃない (pp. 151-2)

他人に気を使うのと同じくらい自分にも気を使う (p. 157)

自分を否定するもの(つらい仕事,きつい人間関係)からは遠ざかり,自分を肯定,必要としてくれるものに近づく (p. 159)

必要とされている,役に立っていると実感できる瞬間を持つ (p. 160)

どう活かすか

  • 社畜[=確実に「うつ病」予備軍]にならず,長い人生を走りきれるように生きる(p. 107)

問い

  • 生きるためには,現実から目をそむける必要があるのか?(p. 136)

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス