book review

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新版 大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書)

新版 大学生のためのレポート・論文術  (講談社現代新書)

新版 大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書)

☆☆☆

なぜ読んだのか

良い論文・レポートを書くため

発見

6. 1. 文章の分かりやすさを作る唯一の原則1

  • 1文を短くする
    • 30字以内 長くても40字前後
    • 同じ言葉やおなじ意味の言葉を2つ以上入れない

(p. 197)

6. 3. わかってもらえるレポート・論文の3つの条件

  1. 自分のコトバで語る努力をしている
  2. 先人を少しでも乗り越える努力をしている
  3. 読む人を説得する努力をしている

(p. 206)

どう活かすか

  • なにごとも赤ちゃんのように積極的に自分から求めていく (p. 157)
  • 立ち読みをして、1ページ目を読んで2ページ目をめくったときに、読んだばかりの1ページ目になにが書かれていたのかわからなくなる本は、買ってはならない (p. 172)

  • 良い論文かどうかは、題名と最初の3~5行を読めばわかる (p. 171) から,題名と最初の3~5行を「やみくも」に論文を読む癖をつける

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


  1. 色の分類は 齋藤孝 『三色ボールペン情報活用術』 角川書店,2003年.を参考

やれたかも委員会 1巻

やれたかも委員会 1巻

やれたかも委員会 1巻

☆☆☆

毎回の満子女史の批評を楽しみに読んだ.
なかなか「やれたとは言えない」.
読者が自分のやれたかもしれないエピソードを思い出しながら読んでいると思うと面白い.

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

げんしけん(2) (アフタヌーンコミックス)

☆☆☆

会長の怖さが良い

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

げんしけん(1) (アフタヌーンコミックス)

げんしけん(1) (アフタヌーンコミックス)

げんしけん(1) (アフタヌーンコミックス)

☆☆☆

自分もげんしけんの一員に成り,お互いの趣味を尊重するメンバー達と共に時間を過ごしているような居心地の善さがある.

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

野田ともうします。(1) (Kissコミックス)

☆☆

ジョン・ハンケ 世界をめぐる冒険 グーグルアースからイングレス、そしてポケモンGOへ

ジョン・ハンケ 世界をめぐる冒険 グーグルアースからイングレス、そしてポケモンGOへ

ジョン・ハンケ 世界をめぐる冒険 グーグルアースからイングレス、そしてポケモンGOへ

☆☆☆

なぜ読んだのか

 ジョン・ハンケは僕にとってのビジネスヒーローの一人なので彼の経験,思想知りたく読了.いつか,ハンケには自分の手で本を書いて欲しい.

発見

  • ハンケは,1989年に大学を卒業したあと,米国務省に約5年勤めた1 (p.22)

  • ハンケは,人生は,コンピュータから予測できてしまう程度の動きしかしていない,と述べる.(p.116) しかし悟ること[今乗っている軌道から降りることも,迂回することも,近道を見つけることもできるのだと気づくこと]によって、過去は過去、未来は未来としてとらえることができ、現在のために生きることができるようになると主張する (pp.129-130)

  • 「悟った」(enlightened)ハンケが niantic を創り,プロダクトによって世界中の人々を啓蒙している.ハンケは,東洋思想だけでなく,ひとびとを幸せにするにはよく知ればいい(p.56)と,善く生きるには知を愛せという西洋思想からの影響も受けている.

  • 日本政府総務省が『ポケモン GO』リリースで心配していたのは、人が集まるということに対してで,ゲームに沿って集合的に行動する人々は、社会秩序に悪しき影響を及ぼさないだろうかを憂慮していた (p.147 下線強調は筆者)

どう活かすか

  • 老いて自分の人生をふりかえったとき,おもしろい話であふれているように生きたる (p.25)

  • 「あたらしい目で、新しい世界を見る」"The world around you is not what it seems." (p.80)

  • ローカルの良さ(p.80)に目を向ける

  • 人生を高精細に捉える(p.158)

  • どのようにして他者に貢献できるのかを考え、自分の才能を最大限、適切な場所で発揮する (p.168)

問い

  • 幸せとは、他人に貢献すること (p.168) だろうか?ハンケも言うように,「自分はなにによって満足するのかを心に問いかけ、自分にとっての幸せを理解」(p.167)する必要がある.

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


  1. 色の分類は 齋藤孝 『三色ボールペン情報活用術』 角川書店,2003年.を参考