book review

what you see is all there is

バカの壁

バカの壁 (新潮新書)

バカの壁 (新潮新書)

☆☆☆

 今の日本で1番怖いのは、「客観的事実が存在する」と、それが信仰だと知らぬままに信じている人が非常に多いことなのです。

 

常識を知っているということは、「客観的事実」などを盲目的に信じてはいない、ということ

 

学者は、人間はどこまで利口かということを追いかける作業を仕事としている。

政治家は、人間はどこまでバカかというのを読み切らないといけない。

 

一元論にはまれば、強固な壁の中に住むことになります。それは一見、楽なことです。しかし向こう側のこと、自分と違う立場のことは見えなくなる。当然、話は通じなくなるのです。