コンピュータが仕事を奪う
- 作者: 新井紀子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2010/12/22
- メディア: 単行本
- 購入: 26人 クリック: 636回
- この商品を含むブログ (55件) を見る
☆☆☆
純粋に機械学習によって得られるのは、「こんな条件のときには、こうすると良い」という経験則の蓄積でしかありません。まったく見かけも要素も異なる事象の中に共通項を見出し、それに対して理論を与える活動は、現状では人間にしかできないのです。 科学にイノベーションが起こるには、それに先立って数学にイノベーションが起こらなければなりません。 科学が数学の言葉で書かれる限り、それは決して変わりません
経験則は真理の探究とは異なる
自ら体験することを通じて帰納を経ずして演繹は手に入らない
起こっていることの意味を考えることがコンピュータに勝つ方法