book review

what you see is all there is

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

☆☆☆

突然,村上春樹作品を読んでみたくなり,某デザイナーにオススメを聞き,初めて村上作品を読了
主人公は時代(発行 1988年)を

高度資本主義社会

と連呼し,

無駄遣いが最大の美徳”であり,それを政治家は”内需の洗練化"と呼ぶ

という. 全く驚いた. 無駄遣いなんて悪としか感じないのに,27年前,美徳だったなんて…
それが”内需の洗練化”だとしたら,今は”何度資本主義社会”で”内需の何化”だろうか?
しかし,当時の意識のままのヒトもいらっしゃるのでは??という疑念もある…

考え方のシステムがどうこうなんて時代じゃない。何でも金で買える。考え方だってそうだ。

自分の"考え方"に興味があるので,はっとした.買った方が合理的だけど,ほんとに考え方も買えるのか?

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