book review

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方法序説 (岩波文庫)

方法序説 (岩波文庫)

方法序説 (岩波文庫)

☆☆☆☆

自主ゼミのために再読.何度読んでも発見があって面白い.
自分の思想の改革のための「方法」の4つの規則と,第三部の3つの格率が,
現在でも通用するのか?
それ以外のものが無いのか?
という問いが立った.

「哲学には(中略)疑わしくないものは一つもない.」(:16)

「[哲学の]同一のことがらについて真理は一つしかありえないのに,
学者たちによって主張される違った意見がいくらでもあるのを考えあわせて,わたしは,
真らしく見えるにすぎないものは,いちおう虚偽とみなした.」(:16)

僕は いちおう虚偽とみなす,真らしく見えるにすぎないもの をいくらか知っておくべきと考え,哲学に興味を持っている.

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