暇と退屈の倫理学
- 作者: 國分功一郎
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2011/10/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 13人 クリック: 146回
- この商品を含むブログ (128件) を見る
- ゼミのために旧版を読了
- 作者: 國分功一郎
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2015/03/07
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (29件) を見る
☆☆☆
自主ゼミテキスト
時間が無いと嘆きつつ,いざ休日に時間が出来ても上手く過ごせない人にオススメ
人は苦しみたがる,奴隷になりたがるなど,頷きながら読んだ.
環世界について,消費することについての思考,贅沢について考えたい.
「あの歌 が,あの歌のあの使い方が,なぜいやだったのかが分かった気がした.」(p.11)
「土曜日にテレビをつけると,次の日の日曜日に時間的・金銭的余裕をつぎ込んでもらうための娯楽の類を宣伝する番組が放送されている.
その番組を見て,番組が勧める場所に行って,金銭と時間を消費する.」(p.17)
:)
「労働者の暇が搾取されている」(p.23)
暇は寝て,体力という資本を貯蓄するのが合理的と考えている.
退屈に支配されず,じっとしているのが今のところの僕の理想的な生き方だ.