恋ちゃんはじめての看取り―おおばあちゃんの死と向きあう (いのちつぐ「みとりびと」)
恋ちゃんはじめての看取り―おおばあちゃんの死と向きあう (いのちつぐ「みとりびと」)
- 作者: 國森康弘
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 2012/01/20
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
☆☆☆
死生学関連で読了.
誰のための本か?と感じたが,あとがきで高学年の小学生3割が「人は生き返る,生き返ることもある」と答える,と書かれていて驚いた.
看取りに対する著者のイデオロギーを感じるのでこの本で多感な子供に教育,啓蒙をする場合は,良く考える必要がある.
理想的な看取りはあるのだろうか?
それがあったとして,それを目指す必要があるか?
それをできなかった場合,遺族は罪悪感を感じることにならないか?
罪悪感を感じるべきなのか?
子供が看取りの現場に遭遇する機会は減っているが,焦らずに本に頼らずに,看取りの場面に遭遇した時に〈考える〉ことが現実であり,重要ではないだろうか.