book review

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無限の天才

無限の天才

無限の天才

☆☆☆

ラマヌジャンへの興味と,映画「奇跡がくれた数式」の原作ということで興味を持ち読了.

ラマヌジャンは単純素朴な人物であった」(p.12)

「[ラマヌジャンは]話し相手に合わせて自分を微調整するような術に長けていたわけでもない.(中略)この社交的な感受性の不足こそ、彼の一種独特な魅力の源泉だったのだ。裏を返せば、無邪気で素直なのだった」(p.80)

自分の「社交的な感受性の不足」が気になっていたが,他者から見た僕の「素直」さであり「一種独特な魅力の源泉」であるならば,間違っていなかったと勇気が持てる.

「自分の自由になる時間に自分のしたいことをするほかはほとんど何もしなかった」(p.22) 「彼は"レジャー[才能を伸ばす自由(p.85)]"を希求し,獲得したのだ」(p.339)

才能を伸ばす自由を獲得すれば,才能は伸びると考えている.
ゆえに,自由を獲得する能力が重要.
また,自由を獲得する能力も才能のうちと言えるかもしれない.

無限の天才 新装版 ―夭逝の数学者・ラマヌジャン

無限の天才 新装版 ―夭逝の数学者・ラマヌジャン

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