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LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲

LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲

LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲

☆☆☆☆

ニワトリとタマゴ,どちらも正しい.だから,両方から攻めたほうがいいだろう.

マークから、誰からも好かれようとするから思い切ったことができないのだ、と言われた。何かを変えようとするとき、全員を満足させることはできない。全員を満足させようとしたら、たいしたことは何もできない。

エリックシュミット 仕事を決める時の基準は1つしかない、それは成長、それも急成長だ、と断言した。会社がハイペースで成長していれば、今いる人間がこなせる以上の仕事がどんどん湧いてくる。反対に会社が伸び悩んだり横這いなっていたりしたら仕事は減り、人間の方が仕事より多くなる。そうなると社内の空気は淀み、ごますりや駆け引きが横行し、士気は低下する。

安定は往々にして成長機会を狭めるものである。

リスクを取ること、成長にかけること、チャレンジすること、しかるべき昇進を要求すること。これらはどれも、キャリアマネジメントで重要な要素である。「自分には力がないと考えたとき、人はもうあきらめてている」。地位も、やりがいのある仕事も、待っているだけではやって来ない。

自分の行動が他人にどう受け取られているかを知ることは、まず不可能だ。他人がどう思っているかを推測することは可能かもしれないが、直接聞くほうがずっと手っ取り早い。本音が聞ければ、大事に至らないうちに自分の行動を修正できるだろう。

もし何かばかばかしいアイデアに気づいたら、たとえそれを言い出したのがマークや私であっても、断固反対するか、でなければそんなものは無視して欲しい

じつは社会は、女性がキャリアマラソンから離脱しやすい以上に男性は離脱しにくいようにできている。母親になった女性が子供の世話を主に引き受けるのは自分だと考えるように、男性は今後の家計を支える責任は自分にあると考える。そして仕事で成功することに自らの存在意義を見出し、マラソンを最後まで走り切る以外に選択肢はないと思い込む。

http://leanin.org/