雑食動物のジレンマ 下──ある4つの食事の自然史
- 作者: マイケル・ポーラン,ラッセル秀子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/10/23
- メディア: 単行本
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☆☆☆
ゼミのテキストで読了.
上下巻通して,現代で食育が重要視されている理由を理解した.
「[工業的畜産場で働く]労働者が,ここ[工業的畜産場]にやって来る動物と同じような扱いを受けているのは偶然ではない.・・・苦痛という言葉は,ストレスという言葉で置き換えられ,ビジネスの問題になり変わり,コスト効率の高い解決策が必要とされる.その解決策とは,たとえば鶏のくちばしや豚の尾をちょん切ること」(p.131)
僕も含め,工業的畜産場で働く以外の労働者も,工業的畜産場の動物に似た扱いを受けているのでは?
人間の支配と隷属の関係に関心がある.
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