マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった
この記事は,本のAdvent Calendar 2016 の5日目です.
5日現在,ゼンゼン埋まっていないので興味関心がある方はご参加下さい.
マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった
- 作者: ジョン・ウッド,矢羽野薫
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/04/04
- メディア: 単行本
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「僕は申し訳なくなった。1泊して、ビール1本と夕飯と朝食を食べて、ミルクティーは飲み放題。それで5ドル」(p.017)
日本のデフレも海外の旅行者から見たら,「申し訳なく」なるレベルだ
「『持っていない』人びとを助ける(中略)お金で僕が何をするか」(p.23)
「人びとの控えめな気高さ,貧しくてもお金より友情を大切にする気持ち」(p.32)
「家族を超えた慈愛の気持ちは、中国ではまだ比較的新しい考えなのだと、僕は自分に言い聞かせた。目の前にいる若い社員たちは、資本主義者としてふるまうように教えられてきた.」(p.81)
「資本主義は資本がすべて」(p.109)
確かに...資本 主義なのだから仕方がない.避けては通れない.
「教育という一生の贈り物を手にする機会を手助けすれば、真剣に勉強する彼らのために。」(p.129)
僕もまだまだ,ネパールやベトナムの青年達のように貪欲に学ぶ必要がある
第六章を読むと,やはり1人が動きやすいと感じてしまう.
パートナーの存在は,どうしても変化を阻害してしまう.
学校に通いたくても通えない児童がいる一方で,日本では虐めで学校に通えなくなる児童もいる.
2007年の4月の東京チャプター開設が,寄付金2000万円以上を集め,ルーム・トゥ・リード設立以来,もっとも盛況なイベントとなった(p.254) ということは どういうことか,しっかり考えたい
後半は笑顔で読むことが出来た.思考停止せずに,自分が社会に対し何が出来るかを考えることが大事 かつ 楽しい.
重箱の隅をつつくような問題解決に投資せずに重要な問題に投資すべき.
社会を良くするために自分が出来ることを考え,行動すると,幸福感が得られる.
その幸福感が人間を人間たらしめるのではないだろうか.
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