今さら聞けない科学の常識―うろおぼえを解消する102項目 (ブルーバックス)
今さら聞けない科学の常識―うろおぼえを解消する102項目 (ブルーバックス)
- 作者: 朝日新聞科学グループ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/06/21
- メディア: 新書
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抗生物質
抗生物質の標的と似たものがヒトにあると、副作用につながる場合がある。 風邪の9割はウィルスが原因。 ウィルスは通常の生物ではないので抗生物質は効かない。 ただ、細菌による可能性も考えて、抗生物質を処方する医師もいる。
日焼け
昔は、ビタミン D を構成するために日光浴をしなさいと言われた。 ビタミン D は骨を作るのに必要な成分だ。 栄養状態が良くなった今、何時に食事をしていれば、ビタミン D が不足する心配は無いそうだ。
ビタミンC
ほとんどの哺乳類がビタミンCを体内で作れるのに、 人や猿は作れない。 ビタミンCは1日100ミリグラム必要(食事摂取基準推奨量) 。 ビタミンCを補うにはサプリメントより、野菜や果物などで取った方が吸収されやすい。 水に溶け易く熱に弱い。茹でれば減ってしまう。
コラーゲン
食べて肌プルプルは幻想「人で有効性が示された研究はまだ見当たりません」 国立健康・栄養研究所の石見佳子・プロジェクトリーダーは言う。
プラチナ
プラチナ入りの化粧品や食品なども出はじめた。 プラチナが「老化の原因」とされる活性酸素を取り除く効果があると、雑誌などで報告されたのがきっかけらしい。 ただ、国立健康・栄養研究所が2007年に出した情報によれば「人に対する有効性については信頼できる充分なデータ見当たらない」 。 現時点では、効果が明確でないことの理解も必要だ。