book review

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1984年 (まんがで読破 MD100)

この記事は,本のAdvent Calendar 2016 の3日目です.

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3日現在,ゼンゼン埋まっていないので興味関心がある方はご参加下さい.


1984年 (まんがで読破 MD100)

1984年 (まんがで読破 MD100)

☆☆☆

最大の裏切りは拷問による自白ではなく,愛するのをやめることであり,
全体主義は,人の心の中に入り込めない,信じさせることは出来ない(p.83-84)
と言っていた男と女が,
脅迫によって互いを裏切り,
女性は

「もうその人には以前と同じ感情をもてなくなってしまうのよわかるでしょう」(p.181)

と言う.
愛のように見える感情が第三者によっていとも簡単に壊される.
愛するということはとても難しい.

「思考を表現する言葉がなければ考えることがなくなる」(p.30)

言葉の意味がわからない,語彙が少ないというのは恐ろしいことだ.

「自分で学び考えるようになれば特権階級が無能であることを知るのは明白だ」(p.103)

「自分よりも高度な知性を持った狂人に対して何が言えるって言うんだ?」(p.150)

訳書も読む.

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)


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