勉強の哲学 来たるべきバカのために
- 作者: 千葉雅也
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/04/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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☆☆☆
なぜ読んだのか
勉強の仕方を再考するため何が書いてあったか
サブタイトルの「来るべきバカ」とは,勉強によって,あるバカ idiot (古代ギリシア語の idios 「個人の」「特異な」が語源)さを別のバカさへと変化すること.(cf.p.170)
勉強の一番底に置くべきは、基礎的で歴史の長い学問[社会学,経済学,哲学,数学など]であり、その上に、現代的・現場的な専門分野を載せるという二重構造の意識をもつ(cf.p.130, 220)どう活かすか
より言語偏重になり,言語を玩具的自己目的的に使用する.
「基礎的で歴史の長い学問」が好みでそれに投資してしまいがちだが,「現代的・現場的な専門分野」にもバランスよく配分する.
勉強の有限化は,現時点では上手く実践出来ているので,今後も決断主義に陥らずに,判断中止を意識する.
著者が紹介しているWorkFlowy workflowy.com