book review

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勉強の哲学 来たるべきバカのために

勉強の哲学 来たるべきバカのために

勉強の哲学 来たるべきバカのために

☆☆☆

  • なぜ読んだのか
     勉強の仕方を再考するため

  • 何が書いてあったか
    サブタイトルの「来るべきバカ」とは,勉強によって,あるバカ idiot (古代ギリシア語の idios 「個人の」「特異な」が語源)さを別のバカさへと変化すること.(cf.p.170)
    勉強の一番底に置くべきは、基礎的で歴史の長い学問[社会学,経済学,哲学,数学など]であり、その上に、現代的・現場的な専門分野を載せるという二重構造の意識をもつ(cf.p.130, 220)

  • どう活かすか
     より言語偏重になり,言語を玩具的自己目的的に使用する.
    「基礎的で歴史の長い学問」が好みでそれに投資してしまいがちだが,「現代的・現場的な専門分野」にもバランスよく配分する.
    勉強の有限化は,現時点では上手く実践出来ているので,今後も決断主義に陥らずに,判断中止を意識する.

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